私たちが関わっている方々は障害が重く、誤嚥による肺炎などの病気のリスク、加齢に伴い体の緊張及び硬縮が進むことによって食事接種が困難になることがあります。
必要な栄養や水分を摂取するため、「胃瘻増設術」といって、胃に穴(瘻孔ろうこう)を開けてチューブを入れ、そこから栄養や水分を胃に直接注入(摂取)する方法があります。
現在私たちのグループホームには2名の胃ろうの方がいます。今月、新たに1名の方がこの胃ろうの手術を受けて入院しています。
医師や看護師など医療スタッフではない私たち福祉職のスタッフが、胃ろうのチューブから栄養や水分などを注入する行為に携わるためには、喀痰吸引等研修における「特定の者に対する研修(第3号)」にて知識や技能を修得し、都道府県から「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受ける必要があります。
今回は「特定の者に対する研修(第3号)」を履修したスタッフが集まり、実際にAさんに対する注入を想定して法人内事業所の看護師の指導のもと①滴下注入と②半固形注入、2行為のレクチャーを実施してもらいました。
退院後、安心してグループホームでの地域生活が送れるように、グループホームスタッフ、ヘルパー、通所先のスタッフ、みんな真剣です!