栄区グループホームでは月に一度「介助者ミーティング」を行っています。
参加者はヘルパー(さくら草やその他の事業所所属)、アルバイト、グループホームの職員、さくら草サービス提供責任者など、そのホームに関わっている人全員が対象です。
入居メンバーのスケジュールや健康の事、支援などについて意見交換と周知を行います。また、メンバーさん本人が参加する時間帯も設け、ご本人中心の話し合いを行っています。
今回は11月に行われたグループホームふぉーぴーすの介助者ミーティングの様子をお伝えします。
今日の参加者は、メンバー1名、介助者14名(通所先のスタッフ1名含む)の計15名でした。まずまずの集まり具合です。前半はFさんが入って、最近の出来事や気になっている事、今後の予定について話し合いました。
先月Fさんは施設に入所中のお父さんと久しぶりに朋で昼食をとりました。その時の事を、写真を準備して朋スタッフと一緒に報告してくれました。
写真を一番にみたSヘルパーが「嬉しそうね~、いい顔してるわね」と言うと、Fさんも思い出したかのように「フフフ・・・」と笑い出しました。「良かったわね」「お父さんも元気そうね」などの声が参加者から上がるたびに笑いが込み上げてくるようで、Fさんがどんなに嬉しかったかという事を会議に参加している皆で共感することができました。
12月にホテルニューグランドで行われる某パーティーへ出席する予定の話になると、その日に向けての準備の話になりました。
「ホテルに行くのだから、洋服を新調したほうがいいんじゃない?」「靴は黒いのがあったわよね」「髪の毛もカットしておかないと」「お父さんにも見せてあげたいわね」など、ヘルパーからの意見にチラチラ視線を投げるFさん。まだ先の予定なので、Fさんにとって実感はないかもしれませんが、当日に向けて日々様々なヘルパーと話題にして準備していくことで、期待は膨らんでいくことでしょう…。それもまた、暮らしの中の彩になるのです。
グループホームでのヘルパーの仕事は、時間で次の人と交代するシフト制です。その為、日々の業務中に自分以外の介助者と意見交換する機会が持ちにくい状況です。月に一度介助者ミーティングの場を持つことで、疑問や不安を解消できると共に、入居メンバ-交えての話しあいは、働く上での楽しみに繋がっています。