こんにちは。 少し時間が経ってしまいましたが、先日行われた人権研修について報告させて頂きます!
「本人理解、権利擁護について考えよう!」
~自閉症のある方の支援に、そのヒントがたくさん詰まっていた!~
というテーマで、発達障害、自閉症スペクトラムについて学びながら、日々関わるメンバーへの向き合い方を今一度見直すことを目的に(福)やまびこの里 東やまたレジデンス副施設長の木村さんを講師にお招きし、訪問の家GHで支援に当たる職員やヘルパーを対象に講義をしてもらいました。
自閉症の方の立場に立って物事を考えられるように、擬似体験(知らない言語で話しかけられるなど)なども交えながら分かりやすく、身近な言葉で発達障害、自閉症の方々の世界観や暮らしの辛さを教えて頂きました。
ある自閉症の方の言葉「ぼくたちを苦しめているのは無理解からくる熱意です」この言葉は大きく心に響きました。 自分の価値観で物事を考え、熱意を押し付けていないか?自分らしい暮らしができるように支援が出来ているか?日頃の自分の言動、行動を振りかえる機会となりました。
私は、研修を受けながら、一人のメンバーのことを考えていました。そのメンバーの発信や言動は過去の辛い体験からくるものもあり、数々の苦悩が見えてきました。 メンバーは、辛かった事、乗り越えてきたものを含め自分のことを介助者にもっと理解してもらいたくて伝えてくれます。それに応える介助者のメンバーへの思いや、気持ちの受け止め方について悩みもあるのではないか?と感じました。
参加したヘルパーさん達と一緒に振り返る機会も兼ね、研修に出られなかった人へ伝える場を設定しました。悩み、介助者の思いを話し合い、メンバーの特性の理解の為に工夫している事を共有し、メンバーの特性を理解し対応することが、その人が安心して暮らせる場所作りになるということを介助者と一緒に再確認できました。
講師の木村先生、本当にありがとうございました。